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スイングドクターの使い方と効果についてレビューします!

MEGA/メガスイングドクター練習機【ドライバータイプ】

こんにちは!

管理人のコスパ大臣です。

今回はスイングドクターについて使い方と効果について、レビューしたいと思います!

管理人は最近ゴルフを初めたのですが、なかなか上達せず困っていました…

そんな時、このスイングドクターが練習器具の中で高い評価を受けていると知り、買ってみることにしました

実際に試してみたところ、予想以上に練習になりそうだったので、レビュー記事を書いてみました!

このページに辿り着いたということは、スイングドクターに興味を持っているということだと思うので、ぜひ参考にしてみてください!

いきなり結論!!

◇スイングドクターとは

・ぐにゃぐにゃシャフトで実際に打つ練習ができる、ゴルフ練習器具

◇スイングドクターの効果

・自分がいかに手打ちで振ってたかを実感できる

・自分がいかに上半身の捻るが足りなかったか実感できる

・クラブのタメの重要性が理解できる

・普通のクラブに戻した時に、とても打ちやすく感じる

 

 

スイングドクターについて

スイングドクターとは

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スイングドクターとは、広田ゴルフから販売されている、ぐにゃぐにゃシャフトのゴルフクラブです!

クラブの形状は色々ありますが、一般的なのはドライバータイプとアイアンタイプの2種類だと思います

ドライバータイプの方がクラブ自体が長いため、アイアンタイプに比べて難易度は高くなります

スイングドクターの特徴

ゴルフをしている人のイラスト(ゴルフ場)

スイングドクターの最大の特徴は、実際にゴルフボールを打てるという点です!

世の中には数多くのゴルフ練習器具がありますが、実際にゴルフボールを打てる練習器具はなかなかありません

素振りの延長の様な器具もありますが、練習の成果は実際に球を打ってみるまで分かりません

しかし、このスイングドクターを使うと、間違ったスイングをしていると変なボールしか出ないため、練習の成果がとても分かりやすいです!

スイングドクターの使い方

パークゴルフのイラスト

スイングドクターの使い方は、正直解説するまでもありませんが、これを使ってゴルフボールを打つだけです

実際に使ってみれば分かりますが、スイングドクターは本当にぐにゃぐにゃシャフトなので、手打ちをしている限り、正しく球が飛ぶことはありません

管理人の場合、初めの頃は右へのドスライスばかりで、今までどんなに手打ちだったかを痛感しました

実際にスイングドクターを使用している動画で一番参考になるのでは、以下の動画です

※4:45からレッスンプロの菅原大地プロのスイング動画があり、6:30から素人の方のスイングがあります

youtu.be

管理人も最初の頃はまっすぐなんて全く飛ばずに、右へのドスライスばかりでした…

実際に自分でスイングドクターを使ってみてから、この菅原大地プロのスイングを見ると、格の違いを感じます

おそらく皆さんが想像している以上に難しいので、ぜひ試してみてください!

スイングドクターの効果

①自分がいかに手打ちだったかを実感できる

ゴルフ肘のイラスト

このスイングドクターは、なかなかまっすぐな球が出ないのですが、時間をかけて練習しているとコツを掴むときが何回かあります

そのうちの1つ目が「手打ちではなく、体幹を使って打つ」ことです!

これは素人の管理人の実感ですが、手を使わずに体幹を使って打つと、ある程度まっすぐの球が出る気がしています

手を使わないというのはとても難しいのですが「ゴルフクラブの握る強さを、歯磨き粉が飛び出さない程度で握る」というのが一番しっくりきました!

※前にUUUM GOLFのなみきちゃんの動画で、プロに歯磨き粉を握ってもらう動画があり、全然飛び出さないのをみて、それから自分も意識するようにしています

※動画が見つからないので、見つかり次第リンク貼るようにします…

実際にやってみると分かると思うのですが、ゴルフクラブをほとんど握らずに振ってみると、腕の力でクラブを振ることは全く出来ない状態です

この状態で力を出すには、肩や腰などの体幹で力を生み出し、それを腕やクラブまで伝えるしかありません

少なくとも、管理人はこれを意識し始めてから、スイングドクターでもまっすぐのボールを打てるようになりました!

②自分がいかに上半身の捻りが足りなかったか実感できる

スポーツのスランプのイラスト(ゴルフ)

もう一つ大事なコツは「左肩が顎の下にくるまで上半身をしっかり捻る」ことです!

そもそも腕の力を使わずにクラブをセットするためには、上半身ごと捻ってクラブをセットする必要があります

※上半身が捻れていないのにクラブをセットできるということは、腕でクラブを上げている証拠です

上半身の捻転の重要さについては、以下の動画が最も参考になると思っています!

youtu.be

管理人にとって、スライスが出る一番の原因は、上半身が開いた状態で玉を打っていることだと思っています

このように、左肩が顎の下までくるほど上半身を捻って打つことによって、スイングドクターでもまっすぐの球を打つことができるようになりました!

③タメの重要性が理解できる

ウッドのイラスト(ゴルフクラブ)

実際にスイングドクターを使ってみると分かりますが、このクラブのグニャグニャ具合は本当に想像以上です!

このクラブで普通に振ってしまうと、手首ばかり先行してしまい、ヘッドが遅れて必ずスライスするようになっています

いつも以上にタメを作り、ヘッドが来るまで待たないと、まっすぐボールを打つことは出来ません

これは、クラブを速く振ろうとするほど難しくなるので、練習しがいがあるポイントです!

④普通のクラブに戻した時に、とても打ちやすく感じる

ゴルフをする男性のイラスト(ゴルファー)

最後にこのクラブの最大のメリットは、普通のクラブに戻した時に打ちやすく感じる点です!

特に、ドライバー型のスイングドクターを使った後に自分のドライバーを使うと、まっすぐの球が出やすいことにびっくりすると思います

扱いが難しいクラブで練習することにより、普段のクラブに変えた時に簡単に感じるのが最大のメリットです!

管理人は現在、ドライバー型のスイングドクターにて、直ドラを練習しています

これが打てるようになった時、ドライバーのレベルが数段上がると信じて、日々精進しています!

管理人から一言

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今まで説明してきたとおり、スイングドクターはとてもおすすめの練習器具です!

管理人も最初購入したときは、全然まっすぐ打てずに心が折れそうになりまりたが、練習を続けることによって、だんだんと打てるようになってきました

まだまだ安定してまっすぐ打つことは出来ませんが、上で紹介した菅原大地プロの動画を参考にしながら、練習していきたいと思っています!

ドルコスト平均法を分かりやすく解説します!(デメリット含め)

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こんにちは!

管理人のコスパ大臣です。

今回はドルコスト平均法について分かりやすく解説します!

株式投資について調べていると、ドルコスト平均法という言葉をよく聞くと思いますが、皆さんどのようなものか理解できているでしょうか?

最近は日経平均もついに3万円を突破し、株式投資を始める方も増えてきたのではないでしょうか?

ドルコスト平均法は、きちんと理解した上で活用すれば大きな武器になるので、ぜひこの記事を参考にしてみてください!

いきなり結論!!

◇ドルコスト平均法とは

 分散投資の一種であり、値動きのある投資対象に対して、一定金額での買付を長期に渡って行うこと

◇ドルコスト平均法のメリット

①値動きの上下が激しい銘柄に投資するときに、リスクを減らしながらリターンをたかめることができる
②株価が最終的に上がらなかったとしても、リターンを得ることができる
③株価が上がっても下がっても、どっちでも嬉しいという最強メンタルになれる

◇ドルコスト平均法のデメリット

株価が右肩上がりの場合は、一括投資の方が効率が良い

 

 

 

ドルコスト平均法について

ドルコスト平均法とは?

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ドルコスト平均法とは、分散投資の一種であり、値動きのある投資対象に対して、一定金額での買付を長期に渡って行うことです!

一括投資とドルコスト平均法の違い

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例えば、管理人が投資資金として100万円を持っているとします

この100万円を投資する方法として、大きく分けて「一括投資」と「ドルコスト平均法」という2つの方法があります

一括投資とは、その名の通り投資資金を一括で投資することです

今回の場合では、100万円を一括で投資することを指します

逆にドルコスト平均法とは、保有している資金を一定金額ずつ分散投資する方法です

今回の場合では、例えば月20万ずつ、5ヶ月に渡って分散投資をすることです

ドルコスト平均法のメリット

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ドルコスト平均法が最も威力を発揮するのは、値動きの上下が激しい銘柄に投資するときです

例えば、ある銘柄が以下のように値動きするとします

1ヶ月目:1株10万円
2ヶ月目:1株8万円
3ヶ月目:1株5万円
4ヶ月目:1株10万円
5ヶ月目:1株16万円

この銘柄に「一括投資」「ドルコスト平均法」でそれぞれ投資した場合の成績を見てみます

一括投資の場合、1ヶ月目に1株10万円で10株購入し、5ヶ月目には1株16万円になるので、資産は160万円となります

逆にドルコスト平均法の場合は、1ヶ月目に2株、2ヶ月目に2.5株、3ヶ月目に4株、4ヶ月目に2株、5ヶ月目に1.25株購入できます

5ヶ月目には合計11.75株を保有していることになり、資産は188万円となります

このように、投資対象の上下の値動きが激しい場合、ドルコスト平均法の方が一括投資よりも有利になります

なぜなら、ドルコスト平均法は常に一定の金額で買付を行うため、投資対象が値下がりした安値の時に自動的に多くの数量を購入できるようになっているからです

逆に値上がりした高値のときには少ない数量を買うことになるため、平均取得金額は自動的に下がり、リスクを下げつつリターンを上げることが出来ます

基本的に株式は値動きの上下が激しく、リスクの低減は投資家にとって重要な要素のため、ドルコスト平均法こそが王道の方法だと紹介されることが多いです

ドルコスト平均法のデメリット

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ドルコスト平均法は王道の方法だと紹介されることが多いですが、株価が右肩上がりに上がる場合には、一括投資の方が効率が良くなります

例えば、ある銘柄が以下のように値動きするとします

1ヶ月目:1株10万円
2ヶ月目:1株11万円
3ヶ月目:1株12万円
4ヶ月目:1株13万円
5ヶ月目:1株14万円

この銘柄に「一括投資」「ドルコスト平均法」でそれぞれ投資した場合の成績を見てみます

一括投資の場合、1ヶ月目に1株10万円で購入し、5が爪には1株14万円になるため、資産は140万円になります

逆にドルコスト平均法の場合は、1ヶ月目に2株、2ヶ月目に1.8株、3ヶ月目に1.7株、4ヶ月目に1.5株、5ヶ月目に1.4株購入できます

この場合、5ヶ月間で合計8.4株しか購入できず、資産は117.6万円となります

このように、投資対象が右肩上がりに値上がりする場合、一括投資の方が有利になります

なぜなら、ドルコスト平均法は投資対象が値下がりした際に多くの数量を購入できることがメリットのため、投資対象が一時的に値下がりしない限り、意味がないからです

管理人のドルコスト平均法に対する意見

①そもそも、ほとんどのサラリーマン投資家は強制ドルコスト平均法になる

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例えば、現在20代サラリーマンの管理人が100万円の投資資金を持っているとします

この100万円を一気に投資するとして、これは一括投資と言うのでしょうか?

管理人の意見としては、これはドルコスト平均法だと思っています

なぜなら、20代サラリーマンである管理人の投資資金は今ある100万円だけではないからです

例えば、20代サラリーマンである管理人の生涯年収が1.5億円だとします

まずは税金で2割ほど引かれてしまいますが、その半分を投資資金に回せるとすると、生涯で6,000万円は投資に回すことが出来ます

つまり、現在管理人が保有している100万円とは、生涯で投資できる6,000万円のうちの100万円ということです

この100万円を今回一括投資したところで、全体の6,000万円からみればそこまで大きい投資ではありません

そもそも、普通のサラリーマンであれば給料は月々の振り込みになるため、その時点での持ち金全てを一括投資したとしても、全体から見れば結局ドルコスト平均法にしかなりません

特に若いサラリーマンは、多少失敗したとしても取り返す時間が多くありますし、過去の実績を見ても株式は長期的に見れば右肩上がりに上がっています

どうせ強制ドルコスト平均法になるのであれば、毎月余っている資金を一括投資することは、戦略として間違っていないと思います

②逆に言えば、今後の収入が期待できない場合には、一括投資はしてはいけない

定年退職のイラスト(男性)

上で説明したとおり、若いサラリーマンであれば将来の収入が期待できるため、その時点での資金を一括投資するのは問題ありません

しかし、逆に今後の収入が期待できない場合には、一括投資はリスクが高すぎるので注意をしましょう

代表的な例としては、定年退職をした人が退職金を株式投資に回す場合などは、一括投資は控えるべきだと思います

なぜなら、定年退職後は将来の収入が期待できず、退職金こそが自分が持っている資産の大部分を占めることになるからです

その退職金での一括投資がもしも失敗した場合、取り返すことが非常に厳しくなるため、必ず慎重に投資をすることがおすすめです

③ドルコスト平均法なら、株価が最終的に値上がりしなくても利益を得ることができる

株価の値動きのパターンについて

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株価の値動きには、大きく分けて以下の5パターンがあります

①株価が右肩上がりに上昇する
②株価は上下を繰り返しながら、長期的には上昇する
③株価は上下を繰り返しながら、最終的に値段は変わらない
④株価は上下を繰り返しながら、長期的には減少する
⑤株価は右肩下がりに下落する

この5つのパターンの中で、そもそも④か⑤だと思っている人は、投資なんてせずに現金で保有していたほうがいいです

①の場合は一括投資した方が得ですが、過去の株価の実績を見ると必ず上下を繰り返しているので、これが起こる可能性は低いです

②の場合は、どの程度株価が上下するかによって「一括投資」と「ドルコスト平均法」どちらが良いか決まりますが、ドルコスト平均法の方がリスクは抑えられると考えられます

実は、③の場合こそがドルコスト平均法の真価が発揮されます!

ドルコスト平均法の真価とは

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例えば、ある銘柄が以下のように値動きするとする

1ヶ月目:1株10万円
2ヶ月目:1株8万円
3ヶ月目:1株12万円
4ヶ月目:1株8万円
5ヶ月目:10万円

一括投資の場合、1ヶ月目に1株10万円で10株購入したとすると、値上がりと値下がりを経て、5ヶ月目には1株10万円に戻ったので、資産は100万円のままになる

しかし、ドルコスト平均法の場合では、1ヶ月目に2株、2ヶ月目に2.5株、3ヶ月目に1.67株、4ヶ月目に2.5株、5ヶ月目に2株を購入することが出来ます

この場合、5ヶ月間で合計10.67株購入することができ、資産は合計106.7万円となります

ここで重要なのは、ドルコスト平均法を活用すれば、株価が長期的に値上がりしなかったとしても、利益を得ることが出来る点です!

過去の実績から、株価は常に上下を繰り返してきており、株価の現状維持もしくは株価の上昇に賭けて株式投資を行っている以上、どちらのパターンでも利益を得ることができるドルコスト平均法は、最強の投資方法だと思っています!

④ドルコスト平均法なら、株価が上がっても下がっても、どっちでも嬉しいという、メンタル最強の状態になれる

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今まで説明してきたように、ドルコスト平均法は株価が下がった時に、自動的に多くの数量を購入できることが最大のメリットです

つまり、株価が下がってくれないと意味がないため、ドルコスト平均法をやっていると、株価が下がった時に嬉しい気持ちになります

それに加え、株価が上がったときには資産が増えるため、もちろん嬉しい気持ちになります!

一括投資の場合は、株価が上がれば嬉しく、株価が下がれば悲しいですが、ドルコスト平均法であれば、上がっても下がっても嬉しいというメンタル最強の状態になります

株式は長期的には上がっていく以上、メンタルを安定させながら長期投資を続けることが、とても大切な戦略になります

管理人的には、これこそがドルコスト平均法の最強のメリットだと思っています!

管理人から一言

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今回は管理人の理解の範囲で、ドルコスト平均法を分かりやすく解説してみました!

管理人も実際に全世界株式インデックスに対して、長期的にドルコスト平均法を実施しており、その効果は常に実感しています

上でも述べましたが、特に管理人がドルコスト平均法で最も大事だと思うのは、株価が上がっても下がっても嬉しいという最強メンタルです

管理人は現在20代で、50歳での経済的自立を目指しているため、今の時点では株価は下がれば下がってくれるほどありがたいです

なぜなら、今のうちに安く購入することができれば、将来値上がりした時に莫大なリターンとなって帰ってくるからです

最近は日経平均株価が3万円を突破するなど、株高の時代となっていますが、管理人は本気で暴落が来てほしいと思っています

とはいえ、現在の株高によって管理人の資産も順調に増えているので、それはそれで嬉しい気持ちになっています(笑)

ぜひ、この記事を参考にし、今後も良い投資ライフをお進みください!

こんな記事もおすすめ

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記事の最後まで読んでいただいているということは、きっと管理人の記事を気に入ってくださったということだと思っています!

実は以下の記事が一番の自信作なので、興味があればぜひ読んでみてください!

なぜ投資するべきなのか、何に投資するべきなのか(8,500字まとめ) - コスパ大臣の経済的自立(FIRE)への旅ブログ

アクティブ投資とインデックス投資の違いについて解説します!

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こんにちは!

管理人のコスパ大臣です。

今回はアクティブ投資とインデックス投資の違いについて解説します!

株式投資について調べていると、アクティブ投資とインデックス投資という言葉が出ると思いますが、違いについて理解しているでしょうか?

最近は積立NISAなども流行ってきて、アクティブファンドとインデックスファンドどちらを選べばいいのか悩んでいる人も増えていると思います。

今回、管理人がその違いをなるべく分かりやすいように解説したので、ぜひ参考にしてみてください!

いきなり結論!!

◇アクティブ投資

ファンドマネージャーに運用を任せるため、コストが高い

◇インデックス投資

インデックス(指数)の通り運用するだけなので、コストが安い

◇管理人のおすすめ

全世界株式インデックスファンドにすることがおすすめ

 

 

アクティブ投資とインデックス投資の違い

お金を支払う人のイラスト(男性)

アクティブ投資とインデックス投資の違いを説明するには、投資信託のアクティブファンドとインデックスファンドの説明をした方が分かりやすいと思います!

そもそも、株式投資には大きく分けて個別株と投資信託がある

個別投資について

ドル袋のイラスト(お金)

そもそも、株式投資には大きく分けて「個別株投資」と「投資信託への投資」があります

個別株投資とは、各企業の株式を自分で選んで投資することです

しかし個別株投資には、その企業が倒産した場合に0円になるという、大きなリスクがあります

そのため、投資銘柄を分散させることによって、リスクを減らす必要があります!

リスクの分散について

増えるお金のイラスト(一万円札)

例えば、今回コロナショックにより、旅行業界や飲食業界が利益を大きく減らしました

しかし、逆にリモートワーク関連銘柄やネットフリックスなどの動画配信サービスは利益を大きく増やしています

例えば、もしもある投資家が一つの銘柄にしか投資してなければ、その銘柄が下がった時に大ダメージを負います

しかし、それと逆の値動きをする銘柄にも分散投資をしていれば、ダメージをある程度軽減することができます

とはいえ、今後どの様な出来事が起こり、それに伴ってどんな銘柄が上がり、どんな銘柄が下がるのかを完全に予測することは出来ません

この様な状況において、投資家にとって最善なのは、可能な限り多くの銘柄に分散投資を行うことです!

分散投資について

お金持ち・成金のイラスト

しかし、多くの銘柄に分散投資をするには、莫大な資金が必要になります

例えば、全ての東証一部上場企業(TOPIX)に分散投資をしようとすると、

2000以上の銘柄へ投資する必要があります

平均価格が20万円だとしても、合計4億円ほど必要になる計算となり、一人の投資家の資産だけで達成するのはとても困難です

このような分散投資を達成するための仕組みが、投資信託になります!

投資信託の仕組み

臨時収入に喜ぶ家族のイラスト

投資信託とは、複数の投資家から資金を集め、ファンドとしてそれらの資金を運用する仕組みのことです

例えば、上で説明したとおり、全ての東証一部上場企業(TOPIX)に分散投資をするためには、合計4億円が必要になります

一人の投資家の資金だけでこれを達成するのは難しいですが、例えば4,000人の投資家からそれぞれ10万円ずつ集めれば、それで4億円が集まります

ファンドとして、この4億円で全ての東証一部上場企業(TOPIX)に分散投資をすれば、このファンドに投資をしている4,000人の投資家は、間接的に分散投資が出来ている事になります

このように、複数の投資家からお金を集めてファンドとして投資をすることによって、より大きな規模の投資を行うことが出来ます

そして、そのファンドが集めたお金をどのように運用するかによって、場合分けされるのが「アクティブファンド」と「インデックスファンド」になります!

アクティブファンドとは 

金のなる木のイラスト

アクティブファンドとは、複数の投資家から集めた資金を「ファンドマネージャー」に開かせる運用方法です

アクティブファンドのメリットは、ファンドマネージャーが優秀であれば、それだけファンドのリターンが高くなるという点です

逆にデメリットとして挙げられるのは、ファンドマネージャーの力量が足りていなければ、それだけファンドのリターンが低下してしまう点です

また、ファンドマネージャーは一般的に高給取りのため、アクティブファンドは手数料(コスト)が高くなる傾向があり、これもデメリットとなります

インデックスファンドとは

投資をしている人のイラスト

インデックスファンドとは、複数の投資家から集めた資金を「インデックス(指数)」に基づいて運用する方法です

インデックス(指数)とは、有名どころで言えば「日経平均株価」や「NYダウ平均株価」などが挙げられます

分かりやすいように、日経平均株価に連動するインデックスファンドを用いて説明します

日経平均株価とは、日本経済新聞社が選ぶ225社の株価の平均のことです

つまり、日経平均株価に連動するインデックスファンドとは、この構成銘柄と同じ225社の株式を保有し運用するファンドということになります

日経平均株価と同じ銘柄を保有しているということは、このインデックスファンドのリターンは日経平均株価のリターンと同じになります

ここまでは説明のために日経平均株価を取り上げたが、世界には様々なインデックス(指数)が存在します

その中から自分が好きなインデックス(指数)を選び、投資をすることが出来ます

基本的にはリスクを減らすため、株式は可能な限り分散投資をするべきなので、全世界の株式に分散投資ができる「全世界株式インデックス」に投資をするのがおすすめです!

インデックスファンドのメリット

天高く積まれた札束のイラスト

インデックスファンドのメリットとしては、手数料(コスト)が安いことが挙げられます

なぜなら、高給取りのファンドマネージャーを雇っているアクティブファンドと比べて、インデックスファンドは各種インデックス(指数)の構成銘柄のコピーをしているだけなので、コストがかからないからです

逆に、インデックスファンドのデメリットとしては、極端に大きなリターンを望めない点が挙げられます

例えば、上でおすすめした「全世界株式インデックス」に投資すると、全世界の株式に分散投資をすることになります

分散投資をすることによってリスクを減らすことが出来ますが、リターンもその分薄まってしまいます

近年、大きなリターンを挙げたZoomやTeslaに集中投資をしていれば、莫大なリターンを得ることが出来ましたが、全世界の株式に分散投資をしていることによって、その莫大なリターンは薄まってしまいます

アクティブファンドとインデックスファンドの違い

ここでは、アクティブファンドとして「ひふみプラス」、インデックスファンドとして「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を挙げて説明します!

違い① 運用方針が違う

上で説明したとおり、アクティブファンドは「ファンドマネージャー」が運用方針を決めて、インデックスファンドは「インデックス(指数)」に基づいて運用をします

例えば「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、米MSCI社が提供している「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス (ACWI)」に基づいて運用されており、「ひふみプラス」は「レオス・キャピタルワークス株式会社」のファンドマネージャーにより運用されています

インデックス投資はインデックス(指数)の通りに運用するため、その通りのリターンになるが、アクティブファンドの方はファンドマネージャーの力量によってリターンが変化します

結論、インデックスファンドを選ぶか、アクティブファンドを選ぶかは、どのインデックス(指数)を選ぶか、どのファンドマネージャーを選ぶかの違いになり、それがリターンに直結することになります

違い② コストが違う

インデックスファンドは、各種インデックス(指数)に基づいて運用するだけなので、大きなコストはかかりませんが、アクティブファンドは、高給取りのファンドマネージャーを雇っているため、コストが大きくなる傾向があります

例えば「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の信託報酬は年0.1144%なのに対し、「ひふみプラス」の信託報酬は年1.078%となります

投資のリターンを事前に予測することは出来ませんが、コストは確実にかかるため、投資のリターンを確実に削ることになります

逆に言えば、ひふみプラスはeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に対して、コスト(約0.9%)の分だけハンデを負っていることになります

1年間で見ると0.9%のハンデですが、これが20年間の長期投資となると、複利の力で約19.6%まで膨れ上がることになります

このハンデを負っているために、長期で見ると多くのアクティブファンドがインデックスファンドのリターンを下回る事態が発生しています

アクティブファンドとインデックスファンドでは、インデックスファンドの方がおすすめ

理由①アクティブファンドは構造的に市場平均に勝ち続けることが難しい

①コストの問題

コストカットのイラスト

例えば上で述べたように、アクティブファンドとインデックスファンドのコストは年0.9%違います

1年だと0.9%程度ですが、20年の長期投資となると19.6%もの違いにまで膨れ上がります!

投資の世界で19.6%の違いとは、とても大きな違いになります

このコストが確実に投資のリターンに悪影響を及ぼすことにより、アクティブファンドがインデックスファンドに長期的に勝ち越すことが難しくなっています

②株式取引の90%以上はプロが占めている

アポロンのイラスト

現代において、株式取引の90%以上はプロが占めていると言われています

つまり、この場合の市場平均とはプロの成績の平均と言っても過言ではありません

この様な状況では、そもそも原理的に半分のプロしか市場平均を上回ることが出来ないことになります

さらに、市場平均を常に下回るファンドマネージャーにわざわざ給料を払う必要はなく、自然と淘汰されていくため、より優秀なファンドマネージャーのみが残ることになり、それに伴い市場平均も上がります!

つまり、長期的に生き残るファンドマネージャーは本当に優秀のため、その中での競争で長期的に勝ち続けることはとても困難です

理由②実際に過去の実績を見ると、多くのアクティブファンドが市場平均に負けている

運動会のイラスト「トロフィー・金」

インデックスファンドのバイブルである「敗者のゲーム」によると、年間成績では約6割のマネージャーが市場平均を下回り、10年間では7割、20年間では8割のマネージャーが市場平均に負けていると結果が出ています

例えば20年間投資を続けるとすると、アクティブファンドで市場平均を上回るには、2割のマネージャーを選ぶ能力がないといけないことになります

逆に言えば、8割の方を選んでしまうと市場平均に負けてしまうため、アクティブファンドを選ぶリスクは高いです

時間をかけてアクティブファンドを選んだ結果、市場平均に負けてしまうのであれば、インデックスファンドに投資をして、余った時間で入金力を高めるほうが、よっぽど効率的だと思っています!

管理人から一言

埋蔵金を掘り当てた人のイラスト(男性会社員)

今回はアクティブ投資とインデックス投資の違いについて解説しました!

皆さんに分かりやすいように、投資信託のアクティブファンドとインデックスファンドの説明に置き換えましたが、どうだったでしょうか?

管理人も色々な投資の本を読んで勉強をしてきましたが、インデックス投資の優位性について述べる本がとても多いです。

特にインデックス投資のバイブルと言える「ウォール街のランダム・ウォーカー」と「敗者のゲーム」はおすすめなので、ぜひ読んでみてください!

※以下の記事に概要をまとめているので、ぜひ参考にしてください!

ウォール街のランダム・ウォーカーと敗者のゲームどっちを読むべきか? - コスパ大臣の経済的自立(FIRE)への旅ブログ

ウォール街のランダム・ウォーカーと敗者のゲームどっちを読むべきか?

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こんにちは!

管理人のコスパ大臣です。

今回はウォール街のランダム・ウォーカーと敗者のゲームの違いについて解説します!

どちらの本もインデックス投資家にとってはバイブルですが、皆さんはすでに読んでいますか?

このページを見ているということは、きっと以下の3パターンだと思っています。

①どっちも読んだことないけど、どっちを読むべきか知りたい!

②どっちかだけ読んだけど、もう片方がどんな内容か知りたい!

③どっちも読んだことあるけど、違いがよく分からなかった!

管理人がどちらの本も読んで、それぞれの本の内容や要点、違いについてまとめました。

本の内容だけではなく、管理人の意見も加えてまとめてますので、ぜひ参考にしてみてください!

いきなり結論!!

【ウォール街のランダム・ウォーカー】

◇結論

個人投資家にとって最善なのは、低コストのインデックスファンドへ長期に渡って投資し続けること

【敗者のゲーム】

◇結論

個人投資家にとって最善なのは、低コストのインデックスファンドへ長期に渡って投資し続けること

【ウォール街のランダム・ウォーカーと敗者のゲームの違い】

ウォール街のランダム・ウォーカーは、投資全般について解説している

敗者のゲームは、インデックス投資について集中して解説している

 

 

※まずはそれぞれの本の要点から説明するので、違いだけが知りたい人は下まで飛ばしてください!

 

ウォール街のランダム・ウォーカーについて

結論

個人投資家にとって最善なのは、低コストのインデックスファンドへ長期に渡って投資し続けること

要点

①過去のバブル崩壊の経験から、短期間で手っ取り早くお金を設けそうとする投機はリスクが高い

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世界は今までチューリップ・バブルや、新規公開株バブルなど、多くのバブル崩壊を経験してきました

今までの歴史を見ても、バブルなどの急激な価格上昇は必ず崩壊を伴い、多くの損失を生み出しています

もちろん投機を完全に否定するわけではないですが、万が一の時にでも耐えられるように、自身のリスク許容度をきちんと測った上でするようにしましょう!

②近年話題の仮想通貨は「少数の人数の独壇場であり」「暗号システムが突破された瞬間に暴落」の2点から危険

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ウォール街のランダム・ウォーカー最新版(原著第12版)では、仮想通貨についても述べられており、以下の2点から素人が手を出すのは危険とされています

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理由①:現代の仮想通貨は、限られた少数の投資家が大部分を保有しているため、彼らが組めば、いくらでも価格操作が出来てしまいます。また、株式と違って法律によるそれらの規制も十分に出来ていないため、リスクが高いと考えられます

理由②:さらに、仮想通貨の信用の根幹にある暗号システムが突破された瞬間、仮想通貨の実用性は0になり、暴落するというリスクを抱えています

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③株価予測には「ファンダメンタル分析」と「テクニカル分析」の2つの方法があるが、どちらも確実にリターンを予測できるものではない

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過去、数多くの投資家がファンダメンタル分析とテクニカル分析を様々な手法で実施してきましたが、確実にリターンを予測できる方法は発見されていません!

また、たとえ確実にリターンを予測できる方法が万が一見つかったとしても、みんなが同じ方法を取るようになれば、その方法は使えなくなり、その方法よりも前にリターンを予測する方法を探すしかなくなります

当然ですが、予測する時期が事前になればなるほど不確実性は高くなるので、結論確実にリターンを予測する方法を確立することは出来ません

④現代ポートフォリオ理論により、分散投資をすることによってリターンを確保しながらリスクを低減することができる

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例えば、今回コロナショックにより旅行業界や飲食業界は大打撃を受けた反面、リモートワーク関連銘柄や、ネットフリックスなどの動画ストリーミングサービスは利益を挙げています

このように、株価に重大な影響を及ぼす出来事が起きた時に、リターンの減少と上昇が起こる銘柄を組み合わせて保有すれば、リスクを分散することができます!

しかし、この先どの様な出来事が起こり、どのようにリターンの減少と上昇が起こるかを完全に予知することは出来ません

(そもそも、そんなことができるならその企業の株を買っておけばいいだけです)

つまり、この状況で最善なのは「できる限り広く分散投資をする」ことです!

⑤手軽に分散投資の効果を得るなら、幅広い銘柄に分散しているインデックスファンドを活用するのがおすすめ

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上で述べたとおり、できる限り広く分散投資をすることが最善の戦略だが、個人の資金力で分散投資をしようとしても限度があります

この状況で、個人投資家にとって最善なのは「全世界株式インデックスファンド」に投資することです

「全世界株式インデックスファンド」に投資するということは、全世界の企業に分散投資をしているのと同じ状態となり、最高の分散投資となります!

⑥過去の実績をみると、市場平均を長期間に渡って上回り続けているアクティブファンドはほとんどない

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多くのアクティブファンドは、プロのファンドマネージャーが運用しているのにも関わらず、市場平均を長期的に上回ることが出来ていません

プロですら勝てていないのに、個人投資家が勝つのは相当ハードルが高いということが分かると思います

結論、個人投資家にとって最善なのは「広い範囲に分散投資をしているインデックスファンド」に投資することになります!

⑦1950年〜2017年の間、15年以上S&P500に投資し続けた場合、リターンは最低4.2%、最高18.9%とプラスに収束したという結果が出ている

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例えば過去のS&P500のリターンを見ると、15年以上長期投資をすればリターンがプラスに収束するとの結果が出ています

株式は1年単位のリスクを見ると高いものになっていますが、長期投資をすることにより、プラスのリターンに収束することを期待できます

⑧投資の基本方針として「まずは元本を確保し」「現金と保険でリスクに備え」「節税+年金プランを活用し」「低コストの投資にて」「分散投資をする」のが大事

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投資をするにあたっては、元本を確保しながら現金と保険でリスクに備え、節税+年金プランを活用しながら、低コストの投資にて分散投資をするのが基本です!

著書の中ではさらに詳しく描かれていますが、税制などは日本のものと違うため、参考程度に読めばいいと思います!

※ちなみに、日本の税制の活用方法などは、橘玲さんの「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」がおすすめです!

⑨その後は「ドルコスト平均法を活用し」「リバランスでリスクを減らしてリターンを高め」「自らのリスク選好とリスク許容度を設定し」「ライフサイクルに合わせたアセットアロケーションで運用する」ようにする

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これまで解説してきたとおり、低コストのインデックスファンドへ長期投資するだけで、多くのインデックスファンドのファンドマネージャーの成績を超えることが出来ます

さらに投資のリスクを下げてリターンを上げるために、ドルコスト平均法を活用しながら、リバランスを定期的に行い、自分のリスク許容度とライフサイクルに合わせたアセットアロケーションで運用することが大切です!

敗者のゲームについて

結論

個人投資家にとって最善なのは、低コストのインデックスファンドへ長期に渡って投資し続けること

要点

①過去のファンドマネージャーの成績を見ると、年間成績では約6割のマネージャーが市場平均を下回り、10年間では7割、20年では8割のマネージャーが市場平均に負けていると結果が出ている

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さらに50年間で見ると、常に市場平均を2%以上上回るリターンを確保した投資信託は、全体のわずか2%に過ぎないとの結果が出ています

これは、例えば20代の管理人が70代まで投資を続けるとして、市場平均を上回り続ける投資信託を選ぶには、2%を当てる必要があります

この2%を選ぶ能力があるなら個別株で成功できる気もしますし、そもそも市場平均にかけるだけで98%の確率で勝てるのであれば、そっちを選んだほうがよっぽど合理的です

②多くのアクティブファンドマネージャーが市場平均に負け越す理由

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多くのアクティブファンドマネージャーが市場平均に負け越す理由としては、以下のようなものがあります

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理由① 現代において市場の90%を機関投資家が占めており、市場平均とは機関投資家の成績の平均だから

1950年〜1960年代であれば、市場の90%を個人投資家が占めていたので、機関投資家が勝つ可能性は十分あった

しかし、現代においては市場の90%を機関投資家が占めている状態になっており、市場平均とは機関投資家の成績の平均だと言える

そのため、機関投資家の大多数が市場平均より高い成果を上げるには、物理的に不可能

さらに、市場平均を下回り続ける機関投資家は退場していくため、常に上位の機関投資家が残ることになり、より市場平均を超えるのが難しくなる

機関投資家たちは、彼ら自身が優秀だからこそ、彼らの平均である市場平均に勝ち続けることは非常に困難

理由②アクティブファンドは市場平均に対して、コストの面でハンデを負っているから

アクティブファンドは株式の売買、ファンドマネージャーの給料などのコストが必ず必要になる

例えば、株式の購入手数料で1%、売却手数料で1%、運用手数料が1%かかるとすると、アクティブファンドは市場平均に対して約3%のハンデを負っていると言える

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これらの理由から、アクティブファンドが市場平均を上回ることは難しい

③プロのファンドマネージャーですら市場平均に長期的に勝ち続けるのは非常に困難なのに、個人投資家が投資で勝つのは至難の業

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プロのファンドマネージャーですら市場平均に勝てないのに、個人投資家がプロたちを出し抜いて勝つのは至難の技です

この状況において、個人投資家にとっての最善策は「市場平均に投資する」ことです!

現代ではインデックスファンドが充実しているため、誰でも手軽に市場平均に投資することが出来ます。

⑥市場平均に投資するにはインデックスファンドを活用すればいいが、以下の3点に注意して実施する必要がある

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インデックスファンドを活用すれば、誰でも簡単に市場平均に投資することが出来ますが、インデックスファンドを選ぶ際には以下の3点に注意するべきです

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注意点① 低コストのインデックスファンドを選ぶ

上で述べたとおり、投資にかかるコストは確実にリターンを落とし、投資を行う上でのハンデとなるため、なるべく低コストのインデックス投資を選ぶことが大事

注意点② 長期投資をすること

過去S&P500への投資で、20年以上の長期投資になれば、株式のリターンはプラスに収束すると結果が出ている

注意点③ 株安のときも株高のときも投資を続けること

例えば、過去75年間のS&P500の平均リターンは約11%だったが、実際に単年で11%を超えたのは1度しかなく、11%近くの水準だった年も3年しかなかった

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ウォール街のランダム・ウォーカーと敗者のゲームの違い

結論はどちらも同じ

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どちらの本でも「低コストのインデックスファンドに長期投資をすることが、個人投資家にとって最善」というのが結論です!

様々な過去のデータに基づく結論としてどちらの本でも書かれているため、とても説得力があります

結論は同じだが、それまでの説明方法が違う

ウォール街のランダム・ウォーカーの特徴

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どちらかというと、こちらは投資全体について解説している本というイメージです!

例えば過去のバブルについてページを割いて解説していたり、最新版では仮想通貨について取り上げていたり、最終的には保険や節税制度を絡めた投資方法まで紹介しています

また、インデックス投資の優位性を説明するのに、どちらかというと他の投資方法の問題点を解説したり、過去の実績をもとに説明しているイメージです

インデックスファンド以外の投資方法に有効なものがないため、インデックスファンドを採用しており、それに加えて節税制度やリバランスを駆使しながら、リターンを挙げていこうというイメージです

敗者のゲームの特徴

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こちらの方は、インデックス投資について集中的に解説しているイメージです!

機関投資家が90%を占めている中で平均を取り続けることが難しい点や、アクティブファンドがコストの面でハンデを負っている点など、インデックス投資の原理から解説しています

インデックス投資についてはとても詳しく書かれておりとても参考になりますが、投資全体のことを勉強するのであれば、ウォール街のランダム・ウォーカーの方が適しているかもしれません

管理人から一言

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今回、ウォール街のランダム・ウォーカーと敗者のゲームの違いについて解説してみました!

インデックス投資のバイブルとしてこの2つの本がおすすめされることが多く、管理人も実際に購入してどちらも読んでみたのですが、内容が難しく、この記事を書くのもとても苦労しました…

特にウォール街のランダム・ウォーカーは書いてある理論が難しく、管理人もなかなか理解が出来ていません…

今後も色々な投資の本を読みながら勉強してきたいと思っているので、今後の記事を参考にしてもらえるとありがたいです!

こんな記事もおすすめ

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記事の最後まで読んでいただいているということは、きっと管理人の記事を気に入ってくださったということだと思っています!

実は以下の記事が一番の自信作なので、興味があればぜひ読んでみてください!

なぜ投資するべきなのか、何に投資するべきなのか(8,500字まとめ) - コスパ大臣の経済的自立(FIRE)への旅ブログ

投資における節税方法と、管理人のマイルールについて

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こんにちは!

管理人のコスパ大臣です。

今回は、投資の強力な武器と管理人の投資のマイルールについて記事にまとめました!

他の人に説明したいと思ったときに、こちらのページを見せればいいように分かりやすくまとめましたので、ぜひ読んでみてください!

いきなり結論!!

【投資の強力な武器】

◇節税

1. 積立NISA

2. 確定拠出年金

◇ポイント活用

1. 楽天証券

2. Visa LINE Pay クレジットカード

【投資のマイルール】

1. 生活防衛資金は必ず確保する

2. 高リスク資産と低リスク資産の比率を決める

3. 高リスク資産と低リスク資産の比率を定期的にリバランスする

 

 

まず第一に考えるのは節税

国は国民に投資をすることを推奨している

投資をやっていない方はなかなか知る機会がないかもしれませんが、国は国民に投資をしてもらうために、様々な制度を用意しています!

老後2,000万円問題は記憶に新しいですが、日本の年金制度や終身雇用制度はだんだんと崩壊してきており、国は企業にその負担を強いるために定年の延長などを要請しています。

このように国が国民全員の老後を守れる保証がなくなってきたからこそ、国は国民に税金の優遇制度を準備し、投資を促しています。

①積立NISA

そもそも積立NISAとはなにか?

積立NISAとは、毎年40万円までの投資に対する運用益が20年間非課税になる制度です!

通常、投資の運用益には20%の税金がかかります。

私達はリスクを負って投資をしているというのに、そこで得た利益の20%は税金として国に取られてしまうのです。

これは、我々投資家にとって重大な損失になります。

この税金が免除される積立NISAという制度は、投資をやる上でとても重要な武器となります。

積立NISAの活用法

①基本は20年間持ち続けること

積立NISAの最大の魅力は、最大20年間の利益に対する税金が非課税になる点です!

株式(特にインデックス投資)の期待値はプラスなので、投資年数が長くなれば長くなるほど期待リターンは高くなっていきます。

例えば、管理人は全世界株式インデックスファンドのリターンは年5%と考えているため、20年後には約2.65倍になっている計算です。

積立NISAは一度売却してしまうと、その分の非課税枠が消滅してしまうため、最長の20年間ずっと保持している方がメリットが大きくなります。

②元本保証の預金ではなく、株式のインデックスファンドに枠を使ったほうが、節税のメリットが大きい

積立NISAとは、利益に対する税金が非課税になる制度のため、ほとんど利益がつかない元本保証の預金に、積立NISAの貴重な枠を使うのはもったいないです。

どうせ積立NISAを活用するなら、その枠ではなるべく株式のインデックスファンドを購入し、必要ならその他の口座で定期預金などをした方が節税のメリットが高くなります。

②確定拠出年金

そもそも確定拠出年金とはなにか?

確定拠出年金とは、簡単に説明すると「将来の自分の年金を自分で積み立てておく制度」です!

本来の目的は自分用の年金を準備することなので、確定拠出年金で積み立てたお金をおろせるのは、原則60歳以降となります。

こちらについても積立NISAと同じように、金融商品を自分で選んで積み立てる形になり、利益に対する税金が非課税となります。

例えば大卒の23歳から積立を始め、60歳まで運用するとすると、約37年もの長期投資に対する税金が非課税となります。

また、確定拠出年金の場合はさらに、積み立てた拠出額はすべて所得控除の対象となり、その分がさらに節税となります。

例えば、サラリーマンの平均年収である400万円だとすると、所得税は約20%となります。

掛け金が年間24万円だとすると、年間約4.8万円の節税をすることができます。

このように、確定拠出年金は「運用益に対する税金の免除」と「所得控除」の2つのメリット享受できる、とても強力な制度です。

確定拠出年金の活用法

①受取方法については、どの方法が一番お得か検討する必要がある

確定拠出年金は60歳になると受け取ることができますが、受け取り方には3つ方法があります。

「一時金方式」「年金受取方式」「ハイブリッド形式」があり、受け取り方によって税金の適用方法が変わります。

基本的には、一時金方式で受け取るのが「退職所得」として税金が控除されるためお得だと思いますが、企業からの退職金も合わせての計算となるので注意が必要です。

年金受取方式だと、雑所得の扱いになるため、公的年金やその他の収入が見込める人にとっては、税金が高くなってしまいます。

結局はその人によって最適な受け取り方が違うため、受取時にはぜひ調べてみてください。

②実は70歳まで受取を遅らせることができる

確定拠出年金は60歳から受取が可能になりますが、個人型の場合は65歳まで、企業型の場合は70歳まで受取を遅らせることができます。

最大10年も受取を遅らせることができれば、その間に株式の利益は積み重なっていき、年7%の複利で考えると約2倍になっているはずです。(72の法則)

確定拠出年金では、利益に対する税金が非課税になるため、確定拠出年金でなるべく運用期間を長くした方が、圧倒的に有利になります。

次に考えるのはポイント投資

楽天証券でポイントを貯める

現在最強の証券会社は、圧倒的に楽天証券です!

なぜなら、楽天証券にて楽天カードで投資信託を購入すると、1%のポイントを貰うことができるという神キャンペーンを行っているからです。

月の購入額は5万円までという上限はありますが、投資の世界で1%が確実についてくるなんて、こんなうまい話はありません。

さらに、ここで獲得したポイントは、楽天証券で1ポイント1円として利用することができるため、ポイントの使い道に困ることはありません。

こんな出血大サービスがいつまでも続くとは正直思っていないので、キャンペーンが続いているうちに、ぜひ活用することをおすすめします!

VISA LINE Payクレジットカードを活用する

実は、これは2021年4月30日までのキャンペーンなので微妙なのですが、VISA LINE Payクレジットカードの還元率が3%となっています。

さらに、ここでためたポイントはLINE証券で投資することができるので、めちゃくちゃ効率がいいです。

残念ながら、このキャンペーンは2021年4月30日に終わってしまうのですが、今後新しいお得なキャンペーンが出てきたら、また紹介します!

投資のマイルール

①生活防衛資金は必ず確保する

投資を始める前に必ず注意しなければいけないことは、生活防衛資金は必ず確保することです。

自分が持っているお金をすべて投資に回してしまうと、すぐに現金化できなくて困ったり、価値が下がっている状態で売らなければならない状況になる可能性があります。

保険の記事の中でも言及しましたが、生活防衛資金として3ヶ月は無収入でも耐えることができるだけの金額は確保しておきましょう。

3ヶ月以上無収入になるような事態に対しては、保険を活用してリスクに備えるようにしましょう。

②高リスク資産と低リスク資産の比率を決める

生活防衛資金を確保した後は、高リスク資産と低リスク資産の比率を決めることが大事です。

高リスク資産とは株式や不動産などのことを指し、低リスク資産とは国債や現金を指します。

管理人の場合は、高リスク資産として全世界株式インデックス、低リスク資産として先進国債券に投資しています。

高リスク資産と低リスク資産の割合は、人それぞれのリスク許容度によって変わりますが、一般的に若いうちはリスク許容度が高く、歳を取るにつれてリスク許容度は低くなっていきます。

なぜなら、若いうちはある程度失敗してもその後取り返せる時間がありますが、年を取ってから失敗をすると、取り返せる時間が短いからです。

管理人のマイルールとして、以下の比率で運用することにしています。

20代 高リスク資産:低リスク資産 = 90:10

30代 高リスク資産:低リスク資産 = 85:15

40代 高リスク資産:低リスク資産 = 80:20

基本的には管理人は長期投資が前提なので、低リスク資産の割合は最高で20%でいいと思っています。

この感覚は完全に個人の好みなので、自由に決めればいいと思います。

③高リスク資産と低リスク資産の比率が一定以上乖離したら、リバランスをする

高リスク資産と低リスク資産はそれぞれ値動きが異なるため、長期保有していると、高リスク資産と低リスク資産のバランスは崩れていきます。

例えば、2019年1月〜2021年1月の2年間でそれぞれの資産がどのように値動きしたか見ていきたいと思います。

今回は分かりやすくするために、高リスク資産として全世界株式インデックス(VT)、低リスク資産として現金で考えます。

例えば、2019年1月時点で合計100万円を投資しており、90万円分のVT、10万円分の現金を持っているとします。

VTは2019年1月時点で約6,600円だったのが、2020年1月時点では8,100円まで値上がりしていたため約1.22倍となりました。

この値上がりを反映すると、2020年1月時点でVTは122万円、現金は10万円となります。

この時点での高リスク資産と低リスク資産の比率は12:1となっており、高リスク資産の割合が高くなっているので、ここでリバランスをする必要があります。

ここで高リスク資産と低リスク資産の割合を9:1に戻すためにリバランスをすると、VTが119万円、現金が13万円となります。

そして、この1ヶ月後の2020年2月に、コロナショックにより株式が一気に暴落する事態が発生しました。

2020年1月時点では8,100円だったVTが、2020年4月時点では6,00円まで落ちてしまい、約0.74倍になってしまいました。

この値下がりを反映すると、2020年4月時点ではVTは88万円、現金は13万円となります。

この時点での高リスク資産と低リスク資産の比率を考えると約7:1となっており、低リスク資産の割合が高くなっているので、再度リバランスする必要があります。

ここで高リスク資産と低リスク資産の割合を9:1に戻す為にリバランスすると、VTが91万円、現金が10万円となります。

ここからVTの値上がりは続き、2021年1月時点ではVTは9,500円まで上がり約1.58倍となりました。

この値上がりを反映すると、2021年1月時点ではVTが139万円、現金は13万円となります。

さらにここで高リスク資産と低リスク資産の割合を9:1までにリバランスするとVTが137万円、現金が15万円となります。

ここで大事なのは、リバランスをすることによって、結果的にVTが高い時に現金に変えることができ、逆にVTが安い時には買い戻しができたという点です!

例えば、2019年時点でVTが90万円、現金が10万円だったものを、そのままリバランスせずに2021年1月までそのまま保有していたら、VTが130万円、現金が10万円で合計140万円となります。

しかし、リバランスをしたことによって、VTが高い時に現金に変えておき、VTが安くなった時に買い戻しできたことによって、最終的に合計で152万円まで増やすことができたということになります。

リバランスのタイミングとしては、1ヶ月に1度や1年に1度など事前に決めておいたタイミングで高リスク資産と低リスク資産の比率を確認し、その都度リバランスをするのがおすすめです!

管理人から一言

今回は投資をする上で、なるべくお得に投資する方法と管理人のマイルールについて解説しました!

全世界株式インデックスファンドにドルコスト平均法で投資し続ける限り、リターンはある程度一定になります。

しかし、今回紹介したようなお得に投資する方法や、リバランスをすることによって、投資のリターンをさらに高めることができる様になります。

管理人はこれからも、インデックス投資である程度確実な成績を確保しながら、少しでもリターン向上に繋がる方法を探していきますので、なにか見つかったらまた記事にまとめたいと思います!

人生の3大支出の一つである保険(生命保険/医療保険)をどう考えるか?

相談

こんにちは!

管理人のコスパ大臣です。

今回は人生の3大支出の一つである、保険(生命保険/医療保険)をどう考えるか?について記事にまとめました!

他の人に説明したいと思ったときに、こちらのページを見せればいいように分かりやすくまとめましたので、ぜひ読んでみてください!

いきなり結論!!

【生命保険】

生命保険は「十分な資産が貯まるまでの間のみ」、「必要最低限の補償額と加入期間」で「最低コストのもの(ネット保険や共済系)」に加入する

【医療保険】

生命保険は「入院90日以降、無制限にお金が支払われる」ものに加入する

 

 

生命保険をどう考えるか?

生命保険の仕組み

まず、生命保険の仕組みについて考える前に、実際の死亡率について調べてみたいと思います。

日本では厚生労働省が、年齢階級別の死亡率を公表しています。

記事執筆時点で最新の2019年度のレポートを見ると、30代男女の死亡率は約0.11%と出ています。

(参照:死因(死因簡単分類)別にみた性・年齢(5歳階級)別死亡率(人口10万対))

つまり、例えば30代の男女を1,000人集めたとすると、そのうち1〜2人は不幸にも1年以内に死亡してしまう計算となります。

人ひとりがいつ死ぬかは全く予想できませんが、ある程度の人数の集団に対する確率であれば、過去の実績からある程度正確に予測することができます。

例えば、自分が死んでしまった場合、残された家族が路頭に迷うのを防ぐために3,000万円必要だとします。

※残された家族の生活費や住居費、子供の教育費など

しかし、一般の方で3,000万円の資産を持っている人はなかなかいないので、もしも明日自分が死んでしまった場合には、残された家族が路頭に迷うことになります。

このままでは万が一が起こったときに困るので、保険の仕組みを利用するのが最善策となります。

保険の仕組みとは、簡単に説明すると以下の様なものになります。

万が一が起こった際に困る人を1,000人集め、全員から年6万円ずつ回収しておきます。

そして、その1,000人の中で不幸にも死んでしまった1〜2人に対して3,000万円を支払いすれば、生命保険の目的の達成です。

生命保険とは不幸の宝くじ

※生命保険の仕組みを説明するのに、橘玲さんの「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」での表現が秀逸なので、ここで参照させていただきます

生命保険の本質を一言で表すと「不幸の宝くじ」となります!

宝くじとは、多数の人間からお金(掛け金)を集め、当選した人に対して当選金が支払われるというギャンブルです。

宝くじの場合は当選した幸運な人に当選金が支払われますが、生命保険の場合は死亡してしまった不幸な人に対して当選金が支払われます。

わざわざ死にたがる人はいないので、生命保険とは宝くじに当選しない(掛け金を損する)ことにこそ意味があるギャンブルとなります。

しかし、人は最終的には必ず死ぬので、すべての人が最終的に勝ってしまうのであればギャンブルとして成立しません。

なので、生命保険は必ず期限が決められたギャンブルとなります。

※保険の中には終身保険という商品もありますが、あれは最低限の保険料に加えて上乗せで払っている分が後で返還されるだけなので、加入者に特別なメリットはありません

では、そもそも損することに意味がある生命保険になぜ加入する人がいるのかというと、宝くじの賞金でないと残された家族を守ることができない期間が存在するからです。

上でも説明したとおり、例えば自分が死んだときに3,000万円残す必要があるとして、自分で3,000万円の資産を持っている一般人はなかなかいません。

特に子供を生んだばかりの若年夫婦などは、資産が貯まっていない上に、将来の子供の教育費などを考えると、保険に頼るのが最善策となります。

生命保険に入る必要がない人

ここまでの説明を振り返ると、実は生命保険に入る必要のない人も多くいることが分かります。

①十分な資産を保有している場合
 →例えば、自分が死んだときに3,000万円残す必要がある人の場合、すでに自分で3,000万円の資産を持っていれば、そもそも保険に入る必要はありません

②自分が死んでも路頭に迷う人がいない場合

 →例えば独身の人や、結婚していたとしてもパートナーに十分な収入がある人、残された家族を任せることができる親族がいる場合などは、生命保険に入る必要はありません

どの生命保険に加入するか検討する前に、そもそも自分が生命保険に入る必要があるのか?について考えるようにしましょう!

生命保険の選び方

①まずは必要な補償額を決定することが大事

生命保険を選ぶ際に一番大事なのは、必要な補償額を決定することです。

自分が万が一死んでしまった場合に、残された家族にどのくらいのお金を残す必要があるかを考えます。

これに関しては、正直それぞれの状況によって全く変わりますが、主に以下の4点(住宅費、生活費、子供の教育費、葬式やお墓の費用)で考えます。

実際にかかるであろう費用については、上の4点を主に計算しますが、実際に生命保険の補償額を考える際には、以下の様な条件も含めて検討する必要があります。

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①死亡時の遺産

 →一番単純な例は、多額の資産を保有していれば、それがそのまま生命保険の代わりになります

②遺族年金

 →年金の加入者が死亡した場合、遺族には遺族年金が支払われる仕組みになっています

 →この金額に関しては、残された遺族の構成によって変わるため、それぞれの状況によって計算する必要があります

③残されたパートナーに収入がある場合

 →残されたパートナーに収入がある場合や、現在収入がなかったとしても万が一の場合に復職できる場合や、パート等で働く場合は必要な補償額は少なくなります

④頼れる親族がいる場合

 →残された家族を任せることができる親族がいる場合なども、必要な補償額はさらに少なくなります

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これらの条件を考慮した上で、残された家族が必要とするであろう、補償額を設定することが一番大事です!

②生命保険の期間はなるべく短くする

必要とする補償額が決まったら、基本的には金融資産でその金額を確保するために努力することが大切です!

例えば、自分が死んだ後に3,000万円を残す必要があるなら、3,000万円の金融資産を確保するまでにどのくらいの期間がかかるか検討し、それまでの期間のみを保険で代用するのが最善です。

なぜなら、生命保険には生命保険会社のコストが上乗せされているため、なるべく生命保険料の支払いは抑えて、自分で必要な分の資産を確保できた方が圧倒的に有利です。

この期間を考える際に大事なのは、時間が経過するごとに必要な補償額は減っていく傾向にあるという点です。

例えば子供がいるとして、高校や大学の教育費を考えるとある程度の補償額が必要になりますが、子供が独り立ちしてしまえば、必要な補償額は一気に下がります。

つまり、今この瞬間では3,000万円保証が必要だとしても、例えば10年後には1,000万円になっている可能性も十分あります。

このように、様々な条件を考慮しながら、最低限の補償額と期間を決定することが大事になります!

③必要な補償額と保証期間を確保するために、最低コストの生命保険を選ぶ

①②で必要な補償額と保証期間が決まったら、その中で最低コストの生命保険を選ぶだけです!

生命保険の本質とは、上で説明してきた通り「当選しないことに意味がある不幸の宝くじ」です。

保険会社からは多種多様な保険が販売されていますが、最もシンプルな期間限定の掛け捨てがコストが安くておすすめです。

基本的に複雑な商品には、保険会社の手数料が色々と混ぜ込まれており、全くおすすめできません。

例えば資産形成も兼ねた保険などもありますが、保険会社に高い手数料で資産運用を依頼するくらいなら、自分で低コストのインデックスファンド購入したほうがよっぽど効率的です。

また、同じ補償額で保証期間だとしても、生命保険会社によってコストが全く違います。

なぜなら、それぞれの生命保険会社が必要とするコストが、会社によって全く違うからです。

生命保険の利益は「(加入者から集めた金額の総額)-(支払った金額の総額+生命保険会社のコスト)」となります。

一般的に大手の生命保険会社の平均年収は高く、その分だけ保険の加入者からお金を集めないと企業として成り立たないことは明白です。

その分だけ、一般的に大手の生命保険会社の生命保険はコストは割高になっています。

昔からある共済系の生命保険は比較的お得ですし、最近は低コストのネット保険も出てきているので、よく検討した上で決定することが大事になります!

医療保険をどう考えるか?

医療保険に関しても、本質は生命保険と同じで「不幸の宝くじ」

人ひとりがいつどんな病気にかかるのかは全く予想できませんが、ある程度大人数の集団であれば、過去の実績からある程度正確に予想することが可能です。

なので、大人数からお金を集めておいて、不幸にもその中で病気にかかった人に対して支払いをするのが、医療保険の役割となります!

医療保険の選び方

①まずは必要な補償額を決める

生命保険と同じで、医療保険に関してもまずは必要な補償額を決めることが一番大切です!

万が一自分が病気で入院したときに、以下のような条件を考慮しながら、どの程度補償額が必要か考えます。

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①高額医療費制度について

 超簡単に言うと、1ヶ月で8万4千円以上の保険適用の医療費がかかった場合、8万4千円を超えた分の医療費を国が払い戻してくれる制度です。

 厳密に言うと、その人の年齢や所得によって上限額は異なりますが、例えば30代で年収400万円の皿ー万では約8万4千円が上限となります。

 とはいえ、基本的には後日の払い戻しが前提の制度であるため、一時的な支払いは必要になるので注意は必要です。

 一時的な支払いを免除するための「限度額適用認定」という方法もあるので、十分な現金がない場合は利用するのも手段の一つです。

②サラリーマンの場合は傷病手当金もある

 例えばサラリーマンが病気になって一時的に働けなくなったとしても、傷病手当金が支給されます。

 目安としては月収の3分の2程度はもらえるため、それも考慮して必要な補償額を決定する必要があります

 

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②そもそも本当に医療保険に加入する必要があるのか考える

①の段階で、その人に応じた補償額が決定した上で、考えなければいけない大事な点があります。

それは、そもそも本当に医療保険に加入する必要があるか?です!

現在の医療保険を見てみると、よくあるのは入院1日ごとに5,000円や10,000円が支給されるものです。

実際に入院したときにお金がもらえるのは嬉しいですが、それは毎月保険料を支払ってまで、本当に必要なものでしょうか?

例えば100~200万円ほど貯金があれば、3ヶ月程度は入院をし続けたとして、生活を維持することができると思います。

保険とは本来、それが起こった際に個人ではどうにもならない出来事に対して、リスクヘッジをかけておく仕組みです。

自分で備えることによってリスクヘッジが十分にできるなら、わざわざ保険会社に手数料を払ってまで保険に加入する必要はないと思います。

③入院後90日以降、無制限にお金が支払われる保険がおすすめ

では、実際にどの様な保険がおすすめかというと「入院90日以降、無制限にお金が支払われる保険」です!

上で説明したように、100~200万円ほど貯金があれば、3ヶ月程度は入院し続けたとしても大丈夫でしょう。

しかし、本当のリスクは、それ以上長期で入院することになることです。

例えば1~2年の入院となれば、貯金のみでカバーするのは厳しいですし、極端な話、一生働けなくなった場合、さすがに貯金でカバーし続けることは不可能です。

90日以上入院し続けるような事態が発生する確率は低いため、保険料もそれに応じて安く抑えることができます。

保険とは、このように個人のリスクヘッジではどうにもならない出来事にかけるのが大切です。

管理人の一言

今回は人生の3大支出の一つだと言われている、保険(生命保険/医療保険)についてまとめてみました。

日本人は保険が大好きなので、とりあえず加入している人が多いかと思いますが、一生で見るとかなり大きなコストになります。

今回の解説記事を参考に、ぜひ保険についてきちんと吟味した上で加入するようにしてみてください!

持ち家vs賃貸について、不動産投資の観点からまとめてみた

相談

こんにちは!

管理人のコスパ大臣です。

前回は投資について自分の備忘録を兼ねてまとめましたが、今回は持ち家vs賃貸についてまとめました!

他の人に説明したいと思ったときに、こちらのページを見せればいいように分かりやすくまとめましたので、ぜひ読んでみてください!

いきなり結論!!

3,000万円の不動産を購入or賃貸で比較した場合

①不動産価格(3,000万円)に相当する、金融資産を保有している場合

 →最終的に「家」の価値が下がらなければ「持ち家の勝ち」、価値が下がれば「賃貸の勝ち」

②住宅ローン(頭金500万、固定金利1.8%、20年)を利用する場合

 →最終的に「家」の価値が約1,300万円以上残っていれば「持ち家の勝ち」、1,300万円以下になれば「賃貸の勝ち」

 

 

管理人は、基本的には賃貸の方が有利だと思っている

個人的に最も説得力があると思ったのは「持ち家が賃貸よりも本当に有利なのであれば、賃貸ビジネスを行う企業がもっと出てくるはず」です!

現在の日本の不動産ビジネスを見てみると、不動産販売や不動産仲介や管理会社は腐るほどありますが、実際に不動産を所有しているのは個人のオーナーばかりです。

本当に持ち家(不動産の所有)が賃貸よりも有利なのであれば、不動産を所有して賃貸ビジネスをしている企業が、もっと日本に多く存在するはずです。

実際に企業が賃貸ビジネスをやっている例としては、マンスリーマンションを経営しているOYOLIFEや、企業向けに社宅などを貸し出しているレオパレスなどが挙げられます。

不動産投資は一つの物件に対する投資額が大きいので、個人よりもリスク耐性が高い企業の方が向いているはずです。

しかし、現実には企業が自分で不動産を所有していることはほとんど無く、販売や仲介のみに関わったり、個人のオーナーに不動産を所有させて管理のみを請け負う企業ばかり存在します。

例えば、先ほど例として挙げたOYOLIFEを調べてみると、周りの賃貸よりも高めの賃貸料だったりします。

また、例えばレオパレスなどは、企業向けの社宅で一定の需要を確保していたのにも関わらず、違法建築をするほどコストを削らないと経営が回らなかったのだと考えられます。

これらの現状を見ると、少なくとも「持ち家の方が絶対に賃貸のほうが有利」とは言えないのではないか?と思っています。

持ち家とは不動産への投資である

住宅ローンとは、レバレッジを利用した不動産投資

多くの人にとって、住宅ローンを利用した持ち家購入は人生最大の投資となります!

一般的なリスク選好をもつ人であれば、「株式」「不動産」「預貯金」の3つを同じ比率で保有するべきですが、多くの人は住宅ローンで持ち家を購入した瞬間に、ポートフォリオが一気に不動産に偏ってしまいます。

例えば、「株式」「不動産」「預貯金」を3つ同じ比率で保有するとすると、3,000万円の不動産を購入するには、「株式」と「預貯金」もそれぞれ3,000万円ずつ保有してないといけないことになります。

しかし、現実の世界には、ほとんど「株式」も「預貯金」も持っていない人が、多額の「不動産」を所有していることがよくあります。

なぜこの様なことが起きるかというと、持ち家(不動産投資)では、住宅ローンを利用する(レバレッジをかける)のが当たり前になっているからです。

例えば、500万円の頭金で3,000万円の不動産を住宅ローンで購入したりするのが当たり前になっており、不動産では一般サラリーマンがレバレッジ5倍の投資を当たり前のようにやっているのが現状です。

不動産投資におけるリスクについて

このように、ポートフォリオを圧倒的に不動産に偏っている状態では、土地+建物の資産価値の変動が、個人の資産に大きな影響を与えることになります!

少なくともバブルの前までは土地の価格が上がり続けていたため、住宅ローン(レバレッジ)を利用して不動産投資を行い、リターンを得るのが王道の資産形成となっていたが、現在は状況が一変しています。

例えば、国土交通省が発表している「地価変動の推移」を見ると、東京圏住宅地において、平成元年〜平成30年の30年間で、半分以下の地価になっています。

そもそも日本の人口は今後減少傾向であり、土地の総量が変化しない中で人口が減っていくということは、基本的に地価は下がっていくはずであり、少なくともレバレッジを使用してまで不動産投資をするのはリスクが高いと考えられます。

もちろん、不動産によってはこれから値上がりするものもあるはずだが、素人がそれを見極めるのはとても難しい

不動産投資は、一般人にとってかなり不利な投資

日本にはレバレッジを掛けてまで不動産投資を行っている人がこれだけいるのにも関わらず、不動産投資とは、実は一般人にとってかなり不利な投資です!

そもそも、不動産投資はプロが牛耳っているゲームなので、それに素人が多少勉強したところで勝てるわけがありません。

例えば管理人はテニスが趣味ですが、テニスのプロである錦織圭選手と100回試合をしたとしても、1回も勝つことはないでしょう。

それだけ、プロと素人の間には圧倒的な実力差があります。

このように、そもそもプロと素人では全く勝負にならないのに、不動産投資はさらに素人が勝てないような仕組みになっています。

不動産投資は不完全情報ゲーム

実は、不動産は不完全情報ゲームと呼ばれる種類のゲームになります!

不完全情報ゲームとは、ゲームに参加しているプレイヤーがすべての情報に自由にアクセスすることができないゲームのことです。

不動産投資の世界は、不動産を扱っている業者が基本的にすべての情報を握っています。

彼らは、いい物件の情報が入ると、まず彼らのお得意様にその情報を流し、そこで取引が完了してしまいます。

一般人に流れてくる情報とは、それらのスクリーニングから外れた物件ということであり、一般人が本当にいい物件に巡り会える可能性は低いです。

また、不動産価格とは売り主の言い値が反映されるものなので、一般人が適正価格を正確に把握することは難しいのです。

株式投資と違い、インサイダー取引が横行しているのが不動産投資と言えるので、一般人が勝つ可能性はとても低くなっていると考えられます。

参考:株式投資は完全情報ゲーム

ここからは余談になりますが、株式投資は不動産投資と対象的に、完全情報ゲームと呼ばれています。

株式は株式市場において、常にすべての株式の情報を見ることができ、IRなど各企業の情報にもアクセスすることが可能。

また、株式は常に市場価格で販売されており、かけ離れた値段で買わされる心配はありません。

内部情報を用いた取引はインサイダー取引として法律で禁止されているため、株式投資は少なくともプロと素人である程度フェアに対決することができます。

持ち家と賃貸の比較

持ち家と賃貸の違いは、お金の支払い方法が違うだけ

「持ち家は最終的に自分の資産になるが、賃貸は家賃を払っても自分の資産にならないので、持ち家の方が有利」という理論は正しいのでしょうか?

これは一見すると正しそうに見えますが、要は例えばレンタカーをするときに、以下の2パターンの支払い方法があるというだけです

①月々のレンタル料が高い代わりに、最後まで支払いをすれば、最終的に自分のものになる

②月々のレンタル料が安い代わりに、最終的には車を返さないといけない(買い取るなら、その時点での資産価値で購入)

このように考えてみると、結局は最終的な資産価値次第で、どちらの方がお得だったか決まるということが理解できると思います。

では、実際に比較するとどのようになるのか、例を上げて比較していきたいと思います。

例えば、3,000万円の価値がある不動産を購入する場合と、賃貸をする場合で比較する

①金融資産を十分に保有している場合

例えば、ある人が3,000万円の金融資産を持ちながら、3,000万円の価値のある不動産を年150万円で賃貸しているとします。

この場合、この人は5%の利息を大家に払っているのと同じ計算となります。

例えば、その人がその3,000万円を運用して年5%以上の利益を出せるのであれば、その3,000万円で不動産を購入するよりも、賃貸しながら投資に回した方が合理的という計算になります。

※この場合、賃貸の場合は最終的に「3,000万円」が残るのに対して、持ち家の場合は「家」が残ります

※最終的に残った「家」に3,000万円以上の価値があれば「持ち家の勝ち」となり、3,000万円以下の価値しかなければ「賃貸の勝ち」となります

また、この比較を正確に行うためには、家賃以外でかかるコストやリスクについても考慮する必要があります。

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◇持ち家の場合のコストとリスク

コスト:不動産購入時の各種手数料、毎年の固定資産税、地震/火災保険、経年劣化に伴うメンテナンス費用

リスク:災害による突発的な修繕費、近隣住民とのトラブル

◇同じように賃貸の場合のコストとリスク

コスト:初期契約時にかかる敷金、礼金、仲介手数料、2年に1回かかる更新料など

リスク:何かあった場合には、引っ越せばいいので大きなリスクはなし

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さらに、賃貸の場合は年数が立つに応じて、家賃の値下げを交渉できる可能性があったり、同じ家賃でより条件の良い物件に引っ越すことができる可能性もあります。

管理人の個人的な意見としては、20〜30年後まで値下がりしない不動産を選ぶ自信は無く、持ち家の方が保有コストもリスクも高いと考えているので、賃貸を選択するつもりです!

ここまで解説してきた通り「持ち家は自分の資産だが、賃貸は家賃を払っても自分の資産にならないので、持ち家の方が有利」と思考停止してはいけません。

このように不動産投資として考えたときに、自分にとってどちらの方がメリットがあるか、慎重に検討する必要があります。

②金融資産を十分に保有していない場合

例えば、ある人が500万円の金融資産を持ちながら、3,000万円の価値のある不動産を年150万円で賃貸しているとします。

また、住宅ローン(フラット35 固定金利1.8%)を利用すれば、頭金500万円+月12.5万円の支払いで、3,000万円の不動産を購入できるとします。

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◇賃貸の場合

月12.5万円を20年間支払いながら、頭金の500年を5%のリターンで20年間運用するとします。

500万円を5%のリターンで20年間運用すると、20年後には1,300万円となります。

◇持ち家の場合

月12.5万円を20年間支払うことによって、20年後に「家」が自分のものになります。

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この単純な2モデルで比較した場合、3,000万円で購入した不動産が20年後に1,300万円以上の価値が残っていれば「持ち家の勝ち」、1,300万円以下の価値になっていれば「賃貸の勝ち」となります!

先ほどの3,000万円金融資産を保有しているケースでは、最終的に3,000万円の資産が家に残っていないと「持ち家の勝ち」とならないのに対して、住宅ローンを利用する場合は1,300万円以上残っていれば「持ち家の勝ち」になるとの計算結果になっています。

これの大きな要因は、現在の住宅ローンの金利が圧倒的に安いことです!

今回はシュミレーションとして固定金利1.8%で計算しましたが、過去の住宅ローンの金利の推移を見ると現在はさらに金利が落ちていて約1.1%まで落ちています。

そもそも、管理人は全世界株式インデックスのリターンを年5%と考えているので、金利1.1%程度で借りれるのであれば、お金を借りたほうが圧倒的に有利だと思います!

とはいえ、前にも述べたとおり、この比較を正確に行うためには、家賃以外でかかるコストやリスクについても考慮する必要があります。

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◇持ち家の場合のコストとリスク

コスト:不動産購入時の各種手数料、毎年の固定資産税、地震/火災保険、経年劣化に伴うメンテナンス費用

リスク:災害による突発的な修繕費、近隣住民とのトラブル

◇同じように賃貸の場合のコストとリスク

コスト:初期契約時にかかる敷金、礼金、仲介手数料、2年に1回かかる更新料など

リスク:何かあった場合には、引っ越せばいいので大きなリスクはなし

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これらの条件を加味しながら慎重に検討し、不動産価値が落ちないような不動産を選ぶのが、最善となります!

管理人から一言

ここまで比較してきたとおり、持ち家vs賃貸を比較するには、以下の2パターンで検討する必要があります。

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①不動産価格(3,000万円)に相当する、金融資産を保有している場合

 →最終的に「家」の価値が下がらなければ「持ち家の勝ち」、価値が下がれば「賃貸の勝ち」

②住宅ローン(固定金利1.8%、20年)を利用する場合

 →最終的に「家」の価値が約1,300万円以上残っていれば「持ち家の勝ち」、1,300万円以下になれば「賃貸の勝ち」

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現在は金利が圧倒的に安い時代なので、住宅ローンを借りた場合のメリットが特に際立っています。

不動産投資は素人が簡単に勝てるゲームではないので、注意をする必要がありますが、現在の超低金利状態では賭ける価値はあると思います。

正直、管理人はそれだけ価値を保持できる不動産を選べる自信はないので、基本的には賃貸を選択するつもりです!